帯電防止、制電、静電気帯電防止。
メーカーによっていくつかの呼び方がありますが、これらは全て、作業服に電気(特に静電気)が帯びるのを防ぐという意味です。
作業服にとって、この帯電防止機能は非常に重要な機能のひとつです。
帯電防止機能が付加されている作業服は、以下のような場合に求められています。
・ガソリンなど、発火性の強い危険物を扱う場合
→ ガソリンなど発火性の強い危険物は、静電気が原因で発火することがあります。
・精密機器の製造や物流に関する現場
→ パソコンを始めとした精密機器に磁力や静電気は厳禁。
その他、電気工事はもちろんのこと、製造機械によっては静電気に注意しなければならない場合もあるでしょう。
このように、事故などから作業員の安全を守るためだけでなく、商品を守るためにも、帯電防止機能が重要とされています。
では、以下にバートルの帯電防止機能付きの作業服をご紹介致します。
(バートルでは「制電ケア」と呼ばれています)
【綿70%・ポリエステル30%】
★バートル1501シリーズ
【綿65%・ポリエステル35%】
・バートル5511HBシリーズ
【ポリエステル65%・綿35%】
・バートル600シリーズ
★バートル6001シリーズ
・バートル1611シリーズ
・バートル1201シリーズ
★バートル1501シリーズ
・バートル5301シリーズ
・バートル6011シリーズ
・バートル6051シリーズ
★バートル6071シリーズ
・バートル6091シリーズ
【ポリエステル75%・綿25%】
・バートル8051シリーズ
【ポリエステル80%・綿20%】
・バートル7051シリーズ
【ポリエステル90%・綿10%】
・バートル7001シリーズ
・バートル7011シリーズ
★バートル7081シリーズ
【ポリエステル100%】
・バートル7071シリーズ
・バートル9001シリーズ
・バートル9051シリーズ
これらのうち、★マークのものはJIS T8118適合です。
(JIS T8118とは、JIS規格における帯電防止基準)
現場によってはJIS T8118適合の作業服に限定されているところもあるでしょう。
ぜひ、上記をご参考ください。
ところで、静電気による事故などを防ぐには、帯電防止機能付きの作業服を着るだけでなく、静電気を起こさないことも重要ですが、どういった場合に静電気が起こってしまうのでしょうか。
ひとつに言えるのは、服の着合わせ方、素材の相性です。
綿、ウール、ポリエステル、レーヨンなど、衣服に使用される素材は天然素材から化学繊維まで様々ありますが、これら異なる繊維同士が擦れることによって、静電気が起こりやすい組み合わせ・起こりにくい組み合わせがあります。
というのも、繊維にはマイナスの電気を帯びやすいもの、プラスの電気を帯びやすいものがあり、マイナスとプラスが合わさることによって静電気が発生するのです。
つまり、マイナス同士、或いはプラス同士の着合わせであれば、静電気が起きにくいということ。
↑マイナス電気を帯びやすい素材↑
・塩化ビニル
・アクリル
・ポリエステル
・麻
・コットン(綿・木綿)
・革
・シルク(絹)
・レーヨン
・ナイロン
・ウール(羊毛)
↓プラス電気を帯びやすい素材↓
作業服の帯電防止機能は、加工によって機能を付帯させているのですが、インナーなどで組み合わせに気を遣うのも大切です。
上記に挙げたバートル作業服は、ほとんどが綿とポリエステルの混合で、どちらかというとポリエステルの方が混率が高いものが多いですね。
ということは、ウールのインナーを組み合わせるのはおすすめできません。
ちなみに、冬の味方・フリース素材はポリエステル製なので、作業服との組み合わせに適しているといえるでしょう。
冬は、空気が乾燥しているのも静電気を帯電しやすい原因ですが、こういった衣服の組み合わせも、何枚も重ね着する季節だからこその原因です。
素材それぞれの性能を覚えるのは大変ですが、作業服に組み合わせる衣服を決めてしまっておくと良いかもしれませんね。
では皆さん、静電気帯電を原因とした事故には、くれぐれもお気を付けください。
バートル 1501 ジャケット/富山県高岡市キンショウ
【作業服販売のことなら、何でもご相談ダイヤル】
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〒933-0804 富山県高岡市問屋町212
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カテゴリー:帯電防止・制電|
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富山県高岡市の作業着の通信販売、キンショウです。
作業着に付加されているJIS規格といえば、制電(帯電防止)に関するものです。
JIS規格対応でなくても帯電防止効果がついている作業着はありますが、
精密機器を取り扱うなど、特に静電気に注意が必要な現場には、
この制電に関するJIS規格に対応している作業着を選ぶと良いでしょう。
では、以下制電のJISについてです。
【JIS T 8118】静電気帯電防止作業服
条件1 帯電防止素材の使用
帯電防止素材とは、導電糸を一部使用した繊維のこと。
JIS規格では、表地はもちろんのこと裏地にもこの素材の使用が定められています。
条件2 金属製付属品を使用しない、或いは露出させない
付属品とはボタンやファスナーのことです。
これらが金属ではない素材(樹脂など)か、金属製でも外側に露出しない構造であることが必要です。
条件3 防寒着などの場合、裏毛生地の使用は不可
保温性を高めるため、裏毛生地を使用している防寒着は多いですが、
そういった製品は「JIS T 8118」には該当しません。
裏毛生地とは、裏起毛などのことです。ボアも含まれます。
バートル 6001 ブルゾン/富山県高岡市キンショウ
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富山県高岡市のユニフォーム販売キンショウです。
作業服やオフィスウェアの制電にあたって、覚えておくとよい方法が、着合わせ方。
静電気は衣服同士がこすれて起きる割合も高いものなので、
インナーとアウターを、素材に気をつけて選ぶことも重要です。
衣類は、素材によって帯びやすい電気の質が異なります。
電気の質とはプラスやマイナス。
衣類によく使用される素材をプラス・マイナスで並べると以下のようになります。
↑ プラス
・ウール
・ナイロン
・レーヨン
・シルク
・皮
・綿
・麻
・ポリエステル
・アクリル
・塩化ビニル
↓ マイナス
この並びで、素材同士が離れているほど(プラスとマイナスの差が激しいほど)
静電気が発生しやすくなります。
そのため、なるべく近い素材で着合わせるとよいでしょう。
もちろん、同じ素材同士であれば尚発生しにくくなります。
作業服やオフィスウェアだと、ジャケットやボトムスは選ぶのが難しいかもしれませんが、
中に着るシャツやブラウス、また真冬であればコートなど、
素材を気にしてみてはいかがでしょうか。
ピエ N8022 カットソー(七分袖)/富山県高岡市キンショウ
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富山・高岡の制服販売会社キンショウです。
作業服にもオフィスウェアにも「制電」という機能がありますが、
作業服の場合とオフィスウェアの場合とでは
意味合いが少々異なります。
作業服の場合は、仕事時に(作業内容によって)帯電することを抑える機能ですが、
オフィスウェアの場合は、皆さんもよくご存じの静電気抑制機能です。
服に帯びる静電気は、女性にとって本当に困りもの。
例えば、スカートの裏地。
これが静電気を帯びると、足にまとわりついて歩きにくいったらありませんよね。
オフィスウェアだって、動きやすさは重要なポイントです。
また、冬になるとドアノブに触れる度にパチッとなるという女性は多いでしょう。
(男女限らず、かもしれませんが・・・)
夏の暑さも和らぎ、これから乾燥する季節。
つまり、静電気も起こりやすい季節です。
こういった現象を、制電機能のついたオフィスウェアで少しでも減らしたいものですね。
●ヌーヴォ FB7538 ブラウス(長袖)/富山県高岡市キンショウ
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富山県高岡の通信販売キンショウです。
前回、帯電防止(制電)機能について述べましたが、
では具体的にどのように加工が施されているのか?
まず前提として知っておかなくてはならないのが、
繊維とは静電気を帯びるものだという事実。
そのため、帯電防止、或いは制電加工とは、
その繊維に元々ある性質を人の手で強制的に抑制する処理・・・ということになります。
では具体的な方法ですが、まずタイミングとしては
染色などの加工の中でも最終仕上げの段階で行われます。
使われるのは「帯電防止剤」。
これは、摩擦等で生じる静電気を分散させる作用と、
静電気の発生を抑制する作用の両方を併せ持つものです。
分散も発生も、力学等に詳しい方ならピンとくるかと思いますが、
つまるところ導電化しようという狙いがこの加工にはあります。
その他、以下を利用する場合も。
● 吸湿性帯電防止剤
● カチオン性帯電防止剤
● 高分子電解質
● プラズマ処理 ・・・等々。
制電作業服、各種販売中/富山高岡キンショウ
↓ 自重堂(Jawin)51800シリーズ
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